月別アーカイブ: 2015年2月

冬の電気代が高いのはどっち?エアコンと電気ストーブ

12月の電気代の請求を見て驚きました。

なんと請求金額が2万円だったんです!驚きのあまり家計簿を引っ張り出してきて、昨年の電気代を確認してみました。昨年は1万円でした・・・。つまり、2倍になってしまっています。

円安や原油高の影響で電気代が値上がりしているにしても、2倍にはなっていませんよね!?

高くなったからには何かしら理由があるはず・・・。電気代が高い犯人探しを始めました。

昨年との違いはどこか?

冬の過ごし方について、昨年との違いを検証してみました。

電化製品で昨年と変わったことがあるとすると、暖房器具です。昨年は電気ストーブとコタツで暖を取っていました。今年はエアコンとコタツです。

つまり、エアコンと電気ストーブのどちらが電気代が高いか?ということですね。

ヤフー知恵袋にも同じような質問がありました。その回答は、ほとんどがエアコンの方が安いというものです。しかし、それでは現在の我が家の状況とは異なります。

手っ取り早く確かめるには、昨年と同じ状況にしてみよう!なんとも単純な手ですが・・・。

床暖房は使わないの?

納戸にしまっていた電気ストーブを出してきて、エアコンに使用を中止しました。これで一体どういう結果が出るか・・・。

ところで、電気ストーブに変えて感じたのですが、エアコンに比べて空気が良いです。空気も乾燥しないし、風が来ることもないし、ストーブのそばにいるとポカポカと暖かいです。エアコンだと設定を25度にしても寒い上に、結局20度以上にならないのです。なかなか温まらないのは困りました。

電気ストーブの欠点は、ストーブの近くは暖かいですが、離れてしまうとやっぱり寒いということですね。

実はうちには床暖房がついているので、そっちを使えよ!っていう話なんです。でも、普段はリビングではなくて和室にいるので、使いません。和室で電気ストーブ+コタツが最強です。来客のときはさすがにリビングで過ごすので床暖房はつけますが、足元からポカポカしてすごく気持ちいいです。

だったら、床暖房でいいじゃん・・・なんですけど、リビングにいないのでどうしてもモッタイナイ感じがします。子供がいれば電気ストーブは危ないので、迷いなく床暖房にしますよ。

話がそれてしまいましたが、電気代の話はなんと下がりました。やはり犯人はエアコンだったのです!知恵袋に書かれている口コミと違うのはなぜなんでしょうか?

エアコンの方が電気代が安いのは、使用場所による

エアコンの方がカタログ値の消費電力は少ないのに、なぜか電気代が高くなってしまったのは、エアコンの電気代の計算方法が複雑なことが原因です。

エアコンは頭が良いのでずっと動いている訳ではありません。冷房の時も暖房の時も十分に冷えているor暖まっている時には省エネ運転になっています。ですので、エアコンをずっとつけっぱなした時の電気代がカタログに載っているわけです。

それが期間電気代と呼ばれるものです。うちの日立白くまくんは冷房3.6ヶ月、暖房5.5ヶ月で53,163円です。

しかし、これが曲者で寝るときに切ったりしていると、次につけたときは冷えた状態から暖めなおします。だから、電気代をガンガン使ってしまうんですよね。

しかも、リビングと和室という広い範囲を暖めようとするので、エアコンはいつだってフル稼働。これでは電気代が高くなる訳です。

電気ストーブの電気代は単純

stove.JPG

うちの電気ストーブは400Wと800Wが選べますが、基本的に400Wで使っています。
その場合の電気代は、1時間当たり0.4kWh×26円=10.4円(東京電力価格)です。

電気ストーブの場合は単純で電源をつけているときにかかります。ですので、1日に10時間つければ約100円というわかりやすい金額になります。

これがエアコンと比べて高いか安いかということになります。ちなみに、エアコンの暖房消費電力(白くまくん18畳用)は1630Wでした。つまり400Wの電気ストーブの4倍以上です。これがガンガン稼動していたら電気代は必然的に高くなるはずです!

まとめ

エアコンと電気ストーブの電気代ですが、まとめるとこうなりました。

・エアコンの方が電気代が安いといっても使用方法によります。

・エアコンはつけっぱなしの方が効率がいいです。

・エアコンの暖房は空気が乾燥するので、好みによります。

・狭い範囲を暖めるだけなら、電気ストーブの方が安いです。

・床暖房がついている範囲なら、床暖房が気持ちいいし、省エネかも・・・。

結局どちらを使用すると得かは、使用場所や好みによると思います。ただ、広い部屋全体をエアコンで暖めようとすると、エアコンがフル稼働するのでかなり電気代は高くなってしまうことを覚えておいてくださいね!